ありがとう熊さん

食品スーパーのおやじが、生き方について辛いことも楽しいことも含めて、心を込めて書かせてもらいました。

「一回学んだだけでうまくいくわけがない」と言う理由はもっと買ってほしいからです。

ありがとう。

今日のお話、今の私にドンピシャでした。

私、変われそうです。

 

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と感謝の言葉をいうあなたに

「いや、そう簡単にあなたは変われない」

「話を一回聞いただけで、あなたの心のクセが取れると思っているのだろうか?」

「分かったという段階で終わってしまい、続けられなかった人のことを、知っているだけで終わる人と言います」

「続けて読むこと。それをライフワークにすること。瞬間的な「分かった」という状態はまた元通りになります」

 

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「学び続けなければいけません」

と、依存させようとする人っていますよね。

毎回同じことを言っている。

知っていることで出来ていないことを気づかせている。

と言って依存させようとしています。

 

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しかも人には、何度も同じことを聞くのが楽しくなるという人間の心理がある。

耳に入ってくる心地よい音楽は繰り返し系が多くないですか?

1回学んだかけで上手く行かないと同じことを繰り返させられる。

 

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そのたびに、かつての僕たちのような人間の養分になっていきます。

僕はかつて講習会商法というものをやっていたので、客に同じことを繰り返し伝えていました。

知っただけの人で終わらせないために何度も足を運んでくださいと依存をさせるんだよと社長に教えられた。

客は何度も同じことを聞かされて、いつの間にかいつまでたっても卒業できない囲われの身に落ちていきました。

認定証を渡しても卒業証は簡単には渡さない。

上級の150万円コースを受講しない限りはね

 

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気持ちよくなるのは音楽などの芸術だけで十分です。

正直に「状況は厳しいです」と言えなかった経験談

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以前に健康食品の営業の会社に勤めていた。

 

会場に会員さんを集めて、おすすめの健康食品を紹介する講習宣伝販売だ。

 

所長(そこの営業所でトップの人)がインストラクターとして商品の説明をお客様の前でする。

私たちは、「どうですか?」とお客様の背中を押すアシスタントだ。

 

この営業は生き物である。

 

いい時はものすごく売れるが、売れない時はとことん売れない時がある。

 

売れるかどうかって言うものは、その会場に来ているお客様の話の食いつきで大体分かる。

 

それを肌で感じるのが私たちアシスタントだ。

 

「あっ、今回は売れそうだ」

「あっ、今回は駄目だな」

と分かるのだ。

 

そこで所長は私たちに状況を聞いてくる。

 

「どんな感じだ?」と。

 

その当時私はまだ入社して数か月だろうか?

やっと、少しは注文が取れるようになってきたころだ。

 

「どんな感じだ?」と聞いてきた所長に正直に答えた。

 

「今回はちょっと厳しいかもしれないですね」

 


すると、所長は、「そうかな~俺はいけると思うけどな」と返してきた。

 

「マジか?こんなにお客さんの食いつきが悪いこの状態で?」と思ったが、一応は意気込みを見せておこうと「出来る限り頑張ります」と答えた。

 

そのやり取りを、先輩が聞いていた。

 

その先輩に後で注意された。

 

「あれはまずいだろ?」

 

「馬鹿正直に『状況はきびしいです』なんて、そんなこと言う奴はいないよ」

 

「ああいう時は、『大丈夫です。いけます』と答えなきゃだめだよ」

 

と言われた。

 

確かにそうだとは思ったが、全然大丈夫な状況じゃない。

 

嘘をつくのに抵抗があった。

 

大丈夫じゃないのに大丈夫と嘘をつく。

 

それで、やっぱり駄目だった時、「オイ、大丈夫と言ったよな」と言葉に対する責任を取らされそうな気がした。

 

しかし、先輩のように「大丈夫」と答える方が自分を追い込み、実際に先輩は意地でも結果を残しているように見えた。

 

そういう意味ではどんな状況でも「大丈夫」と言うのに意味はあるのだろう。

 

さらに、それと同時に何年もやっている先輩方はどうしているのか?

 

よ~~く観察をすると、状況を説明する時に厳しい状況の時ほど、あれこれと細かく状況を説明していることが分かった。

 


決して、「状況がきびしい」とは口が裂けても言わない。

 

その代わり・・・・

 

このお客様はこんな感じで・・・あのお客様は、あんな感じで・・・・

 

と大きく期待は出来ないけれど、何とかなりそうな状況という絶妙な言い回しで上司に説明していた。

 


つまり、ストレートに「厳しいです」とは言わないけれど、ちょっぴり厳しさをちらつかせるような説明の仕方だった。

 

この経験から私が学んだこと。

 

営業で、状況を嘆くのは簡単なことだ。

 


しかし、状況を嘆く人が状況を変えることはありえない。

 

だから、嘆くのではなく、何とかしようとする意気込みが必要だ。

 

それが出来ない人は生き残れない世界だと思った。

何もしなくてもお金は入ってくる存在給を信用するのは危険です。

心配しなくても、お金が無くなることはありません。

それでもお金がなくなるのは、お金はなくなると思い込んでいるからです。

水がなくなることはありますか?

空気は吸ったらなくなるのですか?

なくならないですよね。

なのにお金はなくなると信じている。

可笑しいですよね?

とお金に悩む相談者にアドバイスをする人がいる。

そういった一部のカウンセラーの中には「あなたがお金を受け取れないのは、心の問題です」といってある教えを信じ込ませようとすることがある。

それは「存在給」という考え方だ。

「存在給」とは今、一部の女性起業家たちが「お金に対する新しい考え方」だと言って流行らせようとしている考え方だ。

彼女たちによると、存在給とは働かなくても、何もしなくても、何の役に立たなくても、何の価値も提供しなくても、あなたが存在するだけで受け取れるお金だ。

働かなくていい。

何か価値あるものを提供しなくていい。

ただ、生きているだけで受け取れるお金。

不労所得のように過去に作り上げた価値がなくても現在の自分で十分に受け取れるお金。

彼女たちが教える存在給の受け取り方は単純で簡単だ。

ただ「受け取れる」と認めるだけだ。

しかし、この考え方は危険だ。

認めるということは疑ってはいけないということ。

存在給を信じても受け取れない人が文句を言うと

信じる力が足りないということで存在給という考えが間違っているのではなく、受け取ろうとする僕たちの心に問題があることにされる。

これは宗教に似ている。

「お金を受け取れないのは信心が足りないから」とさらなる信心を求められる。

それでも、信じれば救われるのではないか?と彼女らは思わせようとしますが、過去に「お金はある」と思い込んで散財した有名人の人たちを思い浮かべて欲しい。

大きく成功したスポーツ選手や歌手たちが「自分にはお金はたくさんある」「お金は好きなだけある」と深層心理の奥まで思い込み、それなのに破産してしまったという話は山ほどあるではないか。

親が金持ちで、好き勝手に甘やかされ、お金は生まれたときからあると信じ込まされ、気づいたら親の資産を全て食いつぶしたという話も山ほどあるではないか。

こういった人たちが「お金はある」と思い込む行為はまさに、起業女子たちの存在給を認めることと同じだろう。

「いや、違う、彼らは本当の意味でお金が自分にあることを認めていない」と言えるのだろうか?若くして大金を手に入れた彼らや、生まれ持ってのセレブだった彼らが心の中で思う「お金はある」と言う気持ちよりもさらに強い気持ちをあなたは持てるとでも思っているのだろうか?

こういうと、さらに反論は来るだろう。存在給を認めても、散財しては意味がない。彼らが破産をしたのは正しくお金を使わなかったからだと。

しかし、存在給のあげ方というのは、自分にはたくさんの価値がある。たくさん受け取れる権利があると思い込むことだ。そう思い込むと同時に気持ちが大きくならないとでも言えるのだろうか?

私は、どんなに気持ちが大きくなっても散財しない。正しくお金を使うと言いきれるだろうか?そこまで人間が出来ているのだろうか

では、彼女たちはなぜこのような危険な考えを広めようとするのか?

それは自分たちの集客のためだ。

お金持ちにはみんななりたがっている。

楽をしてお金を稼ぎたいと思っている人は多い。

そういった人たちを甘い言葉で集客しているのだ。

そこで疑問にもってもらいたい。

集客をするということは彼女たちも労働をしているということ。

働かなくても、何の価値も提供しなくても存在するだけで存在給が受け取れるのなら、彼女たちも集客をしてセミナーを開くなどの面倒なことをしなくてもいいのではないか?

そんな人たちが集客の手段に使っている存在給という考え方を信じると

気持ちが大きくなり散財につながるのでご注意願いたい。