ありがとう熊さん

食品スーパーのおやじが、生き方について辛いことも楽しいことも含めて、心を込めて書かせてもらいました。

従業員の「あれがしたい、これがしたい」に今は無理でも出来るまで考えてあげたいと思う理由

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従業員の要望に振り回される(涙)

食品スーパーのおやじです。今からお話しすることは、どこの職場でも似たようなことがあると思うことです。

長年勤めていると、後輩が出来、部下が出来、従業員に仕事の指示を出す立場になることがあります。

そんな時に悩むこと。あなたは最近こんなことで悩んだことはないですか?それは、従業員からの、「あれがしたい」「これがしたい」に振り回されることです。

安請け合いもできなければ突き放すこともできない。

そんな時には、「一人一人の要望なんて聞いていられない」って思っちゃうんですね。その気持ち、とっても分かります。

「分かったよ」と安請け合いして、結局要望通り出来なければ信用を無くすし、かといって「無理です」と突き放しても、突き放された方の不満はどんどん大きくなって爆発する恐れもあるし、難しいですね。

でも、大丈夫です。私も悩んでますから。と、その前に最近あった私の経験談を4コマ漫画でご紹介しますね。

 

4コマ漫画(どう考えてもレジ業務1択だな)

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毎回、同じ業務内容ばかりでうんざりする従業員

アルバイト・パートさんのシフトは私が管理しています。それぞれの適性や、勤務時間を考えながら、この人はレジをしてもらって、この人は品出しをしてもらってと考えています。

しかし、ついつい毎回同じ業務をしてもらうことがあります。もちろん「毎回同じ業務内容の方が私はいいです」というパートさんも多いのですが、そうでない人もいます。

「たまには、違う仕事もさせてください」という要望です。今回のパートさんはね、「最近レジばっかりやってるから、たまには品出しもしたい」って言ってきたんです。

従業員からの要望にはすぐに動きたい。

しかし、私から見て、このパートさんはレジ向きでね。出来たらレジを専門でやってもらいたいと思っているんですね。

だからと言って、ここで私は「無理です」とは言わないんです。「分かりました」とシフトを見直すんです。しかも、すぐにですよ。

なぜすぐに動くかと言うとね、こういった従業員の要望というのは、要望を言う前に我慢に我慢を重ねていて、「もう言ってもいいだろう」と思って言ってきていることが考えられるんです。

言われた方は初耳でも、言う方はずっと思い続けてきたことなんです。なので動くのは早ければ早いほどいいと私は思うんです。

考えても難しい時はある。

しかし、それぞれの従業員の入っている時間と適性を考えると、どうしても無理な時があってね。でも、それでも考えてね、この人をこっちの業務にして、この人をあっちにしてと考えても難しい時があるんです。

しかも、それがしばらく続くんですね。そもそも家庭をもつパートさん。勤務する時間も限られているんです。

その希望する時間に他にレジが出来る人がいなかったりで、しばらくはレジをしてもらわないといけないこともあるんです。

無理でしたという結果だけを伝えるのではない。

そんな時はね、あれこれ考えたことを伝えるんですね。「無理でした」という結果を伝えるんじゃなくってね、「これも考えたけど、あれも考えたけど、それでも無理だった」と伝えるんです。

それでね、「今はこうなったけど、ちゃんとこのことは頭の中に入れておいて、出来る日は、希望通りするようにしますから」と伝えるんですね。

実現するまで考える。

もちろん、口だけの約束じゃなくって実際に実現するまで考えるんですよ。よく関西人の「考えとくね」は断り文句だと言いますよね。

私も関西人だからよく分かるのですが、ここは、本当に考えとくんです。今は無理だとしても、状況は変わるからね

それまでちゃんと考えてあげることが必要だと思うんですよ。それが従業員一人一人の意見を大事にすることだと思うんですね。