読まれた感想をいただくとすごく嬉しい
はてなブログ「しいたけと猫が好き」で
「あやしい催眠商法だましの全手口」の読まれた感想を書いていただきました。
ありがとうございます。
販売日のちょっと前にアマゾンで注文したもののかなり品薄らしく入荷が遅れ、数日前にやっと届いたそうです。
ブログと同様に落ち着いた語り口の展開で安心して読み進めることができたそうです。
自分だまされない、いざとなっても断れるから大丈夫と思っていても、プロによる完成されたシステムとある種の"情熱”の前には全くの無力ということを感じられたようです。
「保険屋さんの勧誘を断るのにさえ毎回一苦労してますのでこれはよくわかります」とのこと。
そうですよね。催眠商法は大勢の前で話をする講師と、個別に購入を促すアシスタントの連携プレーで行われます。
アシスタントは、客の個性に合わせた接客で情にからめとり断りにくくさせるのです。
特に断れない性格の客を嗅ぎ分け、そこに力を集中させます。
とにかく会場に行かないこと、近づかないこと、これに勝る対策はありませんね。
それでも、彼らはその正体を隠して近づいてきます。そうして行ってしまった時や買ってしまった時はどうすれば良いか?
家族が騙されていないか?見極めるポイントは?救い出すポイントは?
と手口をさらけ出すだけでなく、対策も書かれています。
そこを読まれたた感想を引用します。
とはいえ本書ではそうした対策だけで終わることなく、一方の「買う側」の事情にもきちんと言及されています。
高齢者の社会的な孤立が催眠商法の背景になっていること、そして会場で行われているのは「洗脳」であってやみくもな否定は被害者本人の反発を招き解決を遠ざける恐れがあることなど、被害に遭いやすい高齢者、あるいは被害者の家族として留意すべき点が抑えられています。
さらに「買う快感から逃げられなくなったお母さん」や「病気の娘が助かるならと大金を出す親」といった節を読まれて、この商法に関わる問題の根の深さが一層切実に感じられたようですね。
社会的に孤立をしがちなお年寄りの貴重な娯楽になっていることから「それほど悪いことではないね」と言われることがあるけれど、実際は老後破産するまで買い続けるお年寄りは多いのです。
そして、身近な住宅街で行なわれている悪徳商法なのに、知らない人も多いのです。
コンビニの跡地に出来ていて、視界に入っているけれど、いちいち気にしている人は少ないってこと。
現役世代の僕たちから見れば、「本当にこんな商法あるの?」と思うでしょう。
僕だって入社する前は一切その事実を知らなかったからね。
最初は何をどうしているのか、全く分からなかった。
次から次にお年寄りが集まり、30万円の健康食品がどんどん売れていく。
よく分からないマジックショーを見ているようでした。
この本を読んで、自分の近くで、実際に営業しているとは、ちょっとびっくりした方もいます。
しかも、本に書かれている通りの営業がされているのですよ。
手口を暴露しただけでなく、
「親が騙されていないかのチェックポイント」や
「騙されてしまったときの対策」なども判りやすく紹介しています。
ぜひ一読してほしい内容です。
知られざる密室商法の実態が本当に良く分かります。、
今後、自分が気を付けることはもちろん、
家族・友人が騙されないように気を配って行けるようになります。
ホントに組織的によくできただましの手口なんですよ。
よくこんな手口考え出したなって思うこと間違いなしです。
一人の天才が考えたわけではありません。
長い年月の中、たくさんの先人たちが手口を改良していったのです。
こんな手口を考え出す頭があるのなら、もっと他のことに使えば?と思うかもしれないね。
でも、頭がいいのと、ズル賢いは別の問題で、本当に頭が良ければ、表の仕事で大金を稼ぐことが出来る。
そうでない人たちが裏家業に集まると、こういった悪知恵はいくらでも出てくるのだと思います。
こうして、読まれた感想をいただくのはとても嬉しいことです。
今回のレビュー記事はこちらです。
ご紹介ありがとうございました。