正直に答えて。輩を相手にする必要はないのです。
嫌な予感がしました。
電話の出だしで分かります。
相手は声質年齢60歳
酔っているのか?
むしゃくしゃしているのか?
本当に怒っているのか?
とにかく、お客様の電話での第一声は
「おいコラ、さっきから電話をずっとかけているのに何ででないんや?」でした。
4コマ漫画(話を合わせるモード突入)
「何でずっとかけているのに電話に出ない?」
そういわれても、ずっと外線がつながる電話の子機を持っていた私。
電話はなっていませんでした。
ちなみに後で見ても着信はありませんでした。
ずっと電話をかけていただと?
嘘をついているのか?
嫌がらせか?
それとも、間違って違うところにかけていたのか?
いずれにしても、お客様は「理由を言え」と言ってきたのです。
ここで正直に
「着信はありませんでしたけど?」と言うとどうなるか?
「てめぇ、俺が嘘をついているとでも言うのか?」
の攻めてくるでしょう。
ここは機転を利かせるべきだと思いました。
「申し訳ございません。サービスカウンターに入っていましたので」と答えました。
もちろんこれは嘘です。
嘘も方便です。
お客様に嘘をつくのか?
批判する奴はすればいいでしょう。
しかし、のど元に刀を突き付けられて、その返事次第でやられるかも知れない状況。
お客様との会話は続きました。
「お前の他にも電話に出れる奴ぐらいおるやろ?」
「申し訳ございません。あいにく私一人でしたので」
「お前、そんなに人がおら片のか?人ぐらい入れとけや」
「申し訳ございません」
ちなみに、夜の遅い時間だったので、他の社員は上がっていて私一人だったので、私一人と言うのは本当のことです。
で、やっと本題に入りました。本題は商品の問い合わせでした。
もうメーカーが作っていない商品。
どこの店にもないものです。
「おいコラ、いつ入るんや?」
「申し訳ございません。終売のため未定になります」
ここはクールに答えました。
私がここで言いたいこと。
「いやいや、おたく電話かけてきたの1回目でしょ?」
「ずっと餉餉ているって?私はずっと電話の子機をもっていたんだよ?ならなかったよ」
しかし、事実は相手を傷付けるだけです。
正直に答えて、輩を相手する必要はないのです。