出来るだけ、良い返事を持って帰ってもらう。
パートの吉田さんが1週間連続で1番レジに入らされていることに不満をもっていると伝えに来たパートさん。
1番レジとは、出口に一番近いレジである。1番混みあうレジである。平日でも1番レジにお客様が並ばない時はない。台風でも来ない限りは1番レジに気の休まる時間はない。
対する3番レジや4番レジはお客様が途切れる時間もあり、割とほっとできることがある。
ちなみに5番レジや6番レジは平日は混んだら入る程度である。
だから、一番忙しさを感じるのは1番レジである。
ちなみに私はわざと吉田さんを1番レジばかりにしたわけではない。
たまたま後半のアルバイトの入る時間や、他の従業員の適性などを考えてそうなったことが続いただけだ。
なぜ吉田さんは直接シフトを組んでいる私に言ってこないのか?
それは、言いにくいんだろう。
わがままだと思われたくないから自分で言うのを遠慮することがある。
だから、周囲に愚痴をこぼしてしまう。
私は、その伝令を聞いた時、すでに次のシフトを作り終えていた。
しかも、たまたまではあるが吉田さんはレジから外していた。
そのことを伝令者のパートさんに伝えた。
すると、伝令者であるパートさんは、自分のことのように喜んでいた。
なぜ喜ぶかと言うと、良き知らせを吉田さんに伝えることが出来るからだ。
熱き食品スーパーの一コマでした。
めでたし。