ありがとう熊さん

食品スーパーのおやじが、生き方について辛いことも楽しいことも含めて、心を込めて書かせてもらいました。

催眠商法の雰囲気がとても分かりやすい漫画です。

 

 

催眠商法の雰囲気がとても分かりやすい漫画

 

11月2日発売の私が書いた本「あやしい催眠商法だましの全手口身近な人を守るために知っておくべきこと」

この本の最初の一部分だけ出版社の先読みサイトでご覧いただけます。

そこには、催眠商法の宣伝会場の雰囲気がとても分かりやすい漫画が掲載されています。

よろしければ無料で読めますのでご覧ください。

 

www-jiyu-co-jp.amebaownd.com

 

このマンガ、いかがだったでしょうか?

人気イラストレーターのねこまきさんに漫画は描いてもらいました。

閉め切った会場内で、外からは何が行われているのか分からない催眠商法
その雰囲気が伝わったのではないでしょうか?

しかし、このマンガにはセールストークは一切ありません。それには理由があるのです。

セールストークと同じぐらい彼らが大事にしていることがあるからです。

それは、会場内を笑いに包まれた熱狂的な雰囲気にすることです。


催眠商法は会場に集まったお年寄りに1年分20万円、30万円と言った高額な健康食品を販売するのが目的です。

そこで必要なのはその価格のまっとうな理由の説明なのです。

それがなければ「1年分30万円です」と言われてもだれも買いません。そのための話の持って行き方がこの本の漫画の続きに書かれています。

しかし、売り上げの高い講師ほど商品の説明は少しであることが多いのです。ほとんどは、場を盛り上げる世間話で構成されています。

マンガに出てきた社長が家で飼っている猫の話をする場面。

社長の目的を知らなければ、どうでもいい無駄話にしか聞こえないですよね。実はここにこの商法のキモがあるのです。

業者が本当に伝えたいことは、家で飼っている猫の話ではなく、これから販売する商品の説明なのです。

しかし、そればかりをすると、客は「売りつけられるかも」と身構え、会場のムードは静まり返ります。

まずはお年寄りの「売りつけられるかも」の警戒心を解きほぐし。心をつかまなければいけないのです。

そのために講師は、お年寄りの心をいかにしたらつかむことが出来るかを日夜考えているのです。

マンガに登場していた若い男性従業員が「苦労して自分を育ててくれた母親に親孝行をしたい」と、いい子アピールをするのも、親孝行をしたい若者の話はお年寄りの心をつかむことを知っているからです。

マンガに登場していた社長が孫の話、同窓会での出来事、長年の結婚生活などの話をするのも理由があります。

お年寄りが共感しやすい話で、まずは親近感を持ってもらうためです。

それらを面白おかしく話しをすることで、会場内を笑いの渦に巻き込み客を酔わせるのです。

人間には、自分を楽しませてくれた人には心を開くという心理があります。人は楽しい場に多く集まります。

マンガの主人公である山田さんは社長の話が面白いから、次の日も来たくなったのです。

行くのが楽しみになり、通うのをやめられなくなったのです。

その楽しさは、吉本新喜劇や、きみまろの毒舌漫談を見に行くような面白さがあります。

それらを全て文章化すると、ただの世間話を書いている本になってしまい本の目的がぼやけてしまいます。

しかも、世間話は講師によって十人十色でばらばらです。

そのためにこの本では、実際に購入に至らせるためのセールストークを中心に書いているのですが、このことは最初に伝えたかったのです。

 

あやしい催眠商法 だましの全手口  身近な人を守るために知っておくべきこと

あやしい催眠商法 だましの全手口 身近な人を守るために知っておくべきこと

 

 「あやしい催眠商法だましの全手口身近な人を守るために知っておくべきこと」
単行本: 230ページ
出版社: 自由国民社 (2018/11/2) 
筆者 ロバート・熊
イラストレーター にゃんとまた旅/ねこまき
身近な人を守るために知っておきたい催眠商法の現場を元社員が詳細に明かした本です。
★本書の特徴
1.いかにしてお年寄りのこころを奪うか、元・詐欺会社の社員が明かします。   
2.ネット上にある催眠商法の説明はごく簡素なものですが、事実はかなり込み入った内容です。本書では複雑で巧妙な手口をあますことなく紹介いたします。
3.まず近づかないことが一番ですが、もし被害にあってしまった場合の有効な対策もあります。

ご迷惑おかけしております。

本日発売の僕が書いた本ですが、現在Amazonで1か月から2か月待ちの状態になっております。

一昨日、予約していただいた読者様からメッセージ頂いた時は発売後から3日以内だったのですが、今日、急にそうなったようです。

編集者さんによると、アマゾン在庫は、注文数に応じた自動発注になっています。
出版社からの要望で在庫を多く抱えてもらうというのができません。

そのため、 予想を上回ると、発売早々に品切れということが多々起きるようです。

僕からも出来る限り早くAmazonの在庫を確保していただけるようにお願いしますので、ご予約いただいた方、いましばらくお待ちください。

ご迷惑おかけして申し訳ございません。


追伸 さきほど教えてもらったんだけど、楽天ブックスは在庫ありになっているみたいです

あと、地方の本屋さんにはまだ並んでいないようですね。並んだら、そちらの方が早そうです。