「労働時間を守っていますか?」と社員にヒアリングをすることの必要性
長時間労働のせいで「もう限界」と自殺をする人がいます。
そして、社長がインタビューに応えます。
「長時間労働はあったのですか?」
「それは把握していたのですか?」
社長は、重い口調で「ありました」と答えます。
このようなニュースは見ていてとてもやるせない気持ちになります。
一番の犠牲者は、死にたくなるほど、追い込まれた人。
その家族。
社長は、本当に末端の社員まで長時間労働の実態を把握していたのでしょうか?
従業員が自殺にまで追い込まれる。
そんなことを社長は望んでいないはずです。
労働時間を守るようには指示していましたが、現実には難しかったようです。
こういう不幸な出来事はなぜおこるのでしょうか?
労働時間を守れと言われても、目の前に大量の仕事があります。
どうしろと言うのだ?と言う話です。
そこで・・・
「労働時間を守れ」の指示に「分かりました」の気持ちよい返事。
これは疑った方がいいと思うのです。
「分かりました」の返事はあくまでも意気込みだけになり、現実に目の前の仕事を無視するのは難しいでしょう。
うちの会社では、「労働時間を守れ」と口うるさいぐらい言われます。
本当に守っているのか?
本部の上司が各店に確認。ヒアリングをしてきます。
4コマ漫画(本当に労働時間を守れているんだろうな?)
「労働時間を守っているか?」の上司の言葉に気持ちよく「ハイ、守れています」と返事をしました。
本当に守れているからです。
昔は守れていませんでした。しかし、今はどうしても残業をした場合、別の日に調整をして、なんとか決められた時間内に収まるように努力をしています。
しかし、上司はそんな私を疑うように「本当か?」と念を押してきたのです。
しつこいと思われるほどヒアリングをしてくるのです。
それは命に関わることだからです。
上司からのヒアリングに部下は・・・
ただ、その場をやり過ごしたくて耳障りの良い返事をされることもあります。
そして、労働災害が発生したときに、「いや、知りませんでした」では済まされないのです。
労働時間を自分のところの社員がちゃんと守っているか?
それは疑うほど気にした方がいいと思うのです。
そういう意味では、うちの会社はずいぶんよくなったと思います。
昔は、こんなことを聞かれませんでした。
時代が会社を動かしたのでしょう。
とにかく、「知りませんでした」では済まされません。
だから、末端の社員にまでヒアリングをする必要があるのでしょう。