人気ブロガーでなくても商業出版をさせる方法
人気ブロガーじゃなくても出版できます。
いつかは自分の書いた本を出したい。そのきっかけになれればという思いでブログをしている人。でもなかなか実現しない。
そんな人に知ってもらいたい、人気ブロガーでなくても出版を実現する具体的な戦略です。必要なのはこれを実行する少しの勇気です。
ブログの書籍化を目指す上で多くのブロガーさんが考えることは、PV(閲覧数)をあげて多くの人に自分のブログを知ってもらうことですよね。
多くの人が注目する人気ブロガーになると、出版社から書籍化のオファーがきます。
ちなみに僕にも出版社から書籍化を検討するメッセージがきたことがあります。
ブログの書籍化がハードル高い理由。
しかし、その話は流れてしまいました。
理由はその出版社が刊行基準にしている数字に僕のブログが至らなかったからです。
「当社の刊行基準はUU数1日1万以上です。つきましては熊様のブログの1日のUU数を教えていただけますでしょうか?」と連絡がありました。
UU数って何?PV数なら分かるけど。そう思い調べて見るとUU数とはブログに訪問してきた人の人数のことでした。
出版社の刊行基準がUU数1万以上。これは無理だと思いました。その10分の1もありません。
それでも、興味を持ってもらえたということで、出版したいという気持ちをメッセージで送りましたが「検討いたします」でそのまま連絡はきていません。
そうこうしている間に、僕が長年つきあいのあるブロガーさんが次々に出版社からのオファーで書籍化を実現していきました。
人気ブロガーでない僕が出版出来ました。
そんな中、企画のたまご屋さんという出版プロディースのNPO法人を通じて自由国民社の編集者の方に興味をもってもらいました。
その企画は「催眠商法の手口を世の中にさらけだす」というものです。
その当時、ブログでは食品スーパーのほのぼの絵日記をしていたので、ブログと関係のない企画です。
つまり、ブログの内容にそった形でブログを書籍化するのではなく、ブログの内容と関係のないことで書籍化が決まったのです。
じゃあ、ブログやらなくてもよかったのじゃない?という声が聞こえてきそうですがそういうわけではありません。
ブログをしていたからこそ、書くという力、伝える力が身につき、それが企画に生かされたと思っています。
そして、僕は人気ブロガーではありません。ブログが人気で書籍化をした人ではないのです。
だからこそ、人気ブロガーでなくても書籍化できるという方法をお伝えできるのです。
まずそこで大事な点は、人気ブロガーでなければという固定観念を消し去ることです。
はてなブログでも多くの人気ブロガーが出版を実現してきました。やはり人気ブロガーはいいよなと思いがちで、その事実ばかりに目が行きがちです。
しかし、よく調べて見ると、人気ブロガーどころか、あれっ、この人ブログしてたんだと思うようなほぼ無名に近いブロガーさんが出版しているのを探せばいっぱい見つかるのです。
そのような人に共通しているのは、人気ブロガーに飛びつく大手ではない出版社で出版していることが多いのです。
そういった人たちに注目をして、どうしてこの人たちは本を出せたのかを考えるのです。つまり人気ブロガーから学ぶのではなく、そうでないブロガーさんで本を出している人からヒントを得るのです。
そういったことを繰り返していると、ブログが人気にならなければの固定観念が崩れていくでしょう。一歩前進です。
人気ブロガーだけれども書籍化の話がない人からもヒントをもらう
さらに、人気ブロガーだけれども、書籍化しないブロガーさんは多いですよね。
というよりも、ブログを何年もやっていると、ブログの記事はめちゃくちゃ面白いけれど、これはブログとして読むから楽しいのであって、本として目の前に出されても買わないというものを多く目にすると思います。
ちなみに僕も人のことが言える立場ではありません。今の僕のブログの内容を書籍化しても、ブログだから読者の人は見に来てくださっているわけで、本を購入するのはまた別の問題なのです。
こう考えていくと、人気ブロガーにならなければの固定観念はどんどん崩れますよね。
企画は別の角度から
そうして固定観念を崩した後、取るべき行動は、ブロガーとしての経験上、多くのブロガーが書きたがる内容を見極めて、あえてその反対を考えて見ることです。
ブログの内容そのものが書籍化になる場合は、そのブロガーが書きたい内容と、世間が本として出版してもらいたいという気持ちが一致した場合です。
それが出来ればいいのですが、簡単ではないですよね?なので逆に書きたくない内容を探るのです。
その書きたくない内容の中から出版できそうなダイヤの原石を探すのです。
多くのブロガーが書きたがるものの一つに「〇〇がうまくいく方法」というものがありますよね。
でも、書きたがる人が多いということは、ライバルが多いのです。そこから一歩抜きんでることは並大抵なことではありません。
なので、そういったものを外すということです。
逆に書きたくない内容というのは、どうして書きたがらないのか?ということを考えるのです。
すると、立場上書きたくないとか、これを書くと誰かに迷惑がかかるからとか、恥ずかしくて知られたくないこととか、いろんな書けない事情が見えてきますよね。
その中から、書けば誰かが興味を持ってくれるのに誰も書かないというものを探すのです。
あなたにしか書けないとんでもないこと。
例をだしますね。
あなたがもし、「私はどうせ社会の底辺だから」と嘆いているのなら、それは、出版への起爆剤となるかもしれないのです。
なぜなら、豊かで幸せな生活を送っている人では体験が出来ないことを体験している可能性があるからです。
例えば、仕事でも、ブラック企業に勤めていたとしますよね。でも、その会社の世間のイメージはブラックではないとしましょう。
そういうとき、中でえげつないことが行われているのに誰も情報を言わないことがあるのです。
いわゆる立場上言えない。誰かに迷惑がかかるから。そんな気持ちで世間が知れば衝撃を与えることすら黙っておくのです。
そういった何かしらの理由で誰も書かない。でも世間は知りたいものを企画にするのです。
実際に僕が見つけた、世の中に必要な情報なのに誰も書かなかったもの
実際に僕はそれで人気ブロガーではないけれど企画を通しました。
自分が書きたいものは大抵の場合、みんなも書きたいものなのです。それを外し、冷静に今いる自分の場所で、世の中に必要な情報なのに不思議と誰も書かないものを探るのです。
僕の場合は、以前に勤めていた催眠商法の会社の2か月間における講演内容でした。
ネットで催眠商法の情報を調べるといっぱい出てきますよね。でも、そのほとんどは潜入調査をしたという外部からの情報です。
内部からの情報もあることはあるのですが非常に簡素なものです。
具体的に、細かく内部から書かれたものがないのです。
これは、「立場上、書くことが出来ないもの」の典型的な例と言えるでしょう。
しかし、そこで勤める人は立場上、手口を語れないのです。
しかも、辞めた後も口外禁止の鉄の掟に縛られます。
ここに、出版の勝機があるのです。
必要なのは立場上言えないことを言う勇気です。
ここまで読まれた人で、「なるほど~、でも言ったらまずいことってあるよね」と思われた方もいるかもしれませんね。
なので、この記事はあくまでも、僕のように出版をしたい。自分の本をだすのは子供のころからの夢だという人に向けたものです。
必要なのは立場上言えないことを言う勇気なのです。
僕はそれに手を出しました。
もしかして、それって世の中に必要な情報じゃない?
どうせ私は底辺だから何にもない。
でも、それをバネに出来ることってあるんじゃないかなと思うのです。
自称成功者が教えてくれないもの。教えたくても教えられないものです。
底辺だから体験できる最低なもの。
それは、もしかしたら世の中に必要な情報かもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございます。
11月2日発売予定です。全国の書店様にてご予約ご購入ができます。
身近な人を守るために知っておきたい催眠商法の現場を元社員が詳細に明かします。
原稿の一部を掲載しますので是非ご覧ください。
はてなブログは出版社から好印象で書籍化に有利だと知りました。
もうすぐ僕が書いた本が出版されます。
あやしい催眠商法 だましの全手口 身近な人を守るために知っておくべきこと
- 作者: ロバート・熊,にゃんとまた旅/ねこまき
- 出版社/メーカー: 自由国民社
- 発売日: 2018/11/02
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
この出版の目的は「被害に遭われる方を一人でも減らすため」です。
しかし、出版の動機はもう一つあります。
それは「自分の本を出すこと」が子供のころからの夢だったからです。
そのため、いろいろな企画書を出版社に提出してきましたが、全てボツになりました。
そこで、最後の切り札として「催眠商法の講演内容を世の中にばらす」という決意をしました。
これに興味をもってくれた出版社である自由国民社の編集者のPさん。
Pさんと今年の1月に面談をしてもらった時のことです。
面談とは、本を正式に出版するかどうか検討中の段階で、本を出版したい人と編集者が顔合わせでお互いに話し合うことです。
編集者は著者希望者と実際に会い、この人と一緒に本づくりをしていってもいいのかを判断し、逆に著者希望者は、この編集者さんに任せていいのかを見る場です。
簡単に言えばお見合いのようなものです。
この面談が終わった後に、企画が出版検討会議にかけられて採用するかどうかが決まるのです。
そこでPさんに、いろいろ質問されました。
「どうして、出版しようと思ったのですか?」
この質問に僕は、騙される人を一人でも減らしたい思いがあることを伝えました。
後、本を出すのが子供のころからの夢であることも伝えました。
そして、「この本で世の中にどうしても伝えたい知られざる悪徳商法の危険性」を訴えました。
そして、ブログもしているけれど、本でなければという思いを話したのです。
現在僕はアメブロでブログを書いています。
読者数1300人。
PV数(閲覧数)は多い時で1日1万超えます。
しかし、ブログは毎日同じ人が見に来ているのです。
そこで催眠商法の危険性や営業内容をばらしても、世の中には広まらないのです。
そういったことをPさんに話すとPさんは、
「ずいぶん、PV数あるのですね。もし、この企画が採用されましたら、ブログで宣伝もして頂けますでしょうか?」と言われた。
Pさんによると、本の出来栄えがどんなに素晴らしくても、まずはその存在を知ってもらわなければ販売が難しい面があるようです。
そのために著者がもっているSNSの宣伝力を知りたいようです。
最初僕は、アメブロでの閲覧数をもとにPさんにアピールしていましたが、それ以外に僕はネットでの活動をしていることを話しました。
「ちなみにtwitterもしています」と。
すると、「あつそうですか。まあ、twitterよりはアメブロのほうが宣伝になりそうですね」と言われました。
その次に「はてなブログもしています」と言うと、
「えっ、はてなブログもしているのですか?」と急に身を乗り出して聞いてこられたのです。
はてなブログに興味津々なPさん
でも、はてなブログの方はアメブロに比べてPV数は全然少ないのです。
そのことを正直に伝えました。
でも、Pさんは「でも、どちらかと言うと、こういった内容(悪徳商法)についての話は、はてなブログの方が合いそうな気がしますけどね」と言ってくれたのです。
確かに言われてみれば、僕が出版しようとする内容は「世の中に物申す」的は感じの内容だ。
そして、アメブロよりもはてなブログの方がその手の書き手が多いような気がします。
はてなとアメブロのイメージの違い
僕の勝手なイメージかもしれないけれど、実際にアメブロ、はてなの二刀流ブロガーである僕は、アメブロの内の雰囲気とはてな内の雰囲気の微妙な違いを感じているのです。
それは、Pさんも同じで、Pさんが抱いているはてなブログのイメージはダークな感じで、何かに文句を言ったり、それに対してみんなが喜んで騒いで盛り上げるような感じなのです。
実際はそんなことはごく一部で普通の日記ブログが多いのですが、なぜか、そういうブログが目立っているのでしょうか?あくまでもイメージですけどね。
それに対して、アメブロは、子育てや婚活やファッションと言った主婦ウケする明るい感じのものが多いイメージがあるのです。
よく、はてなブログはおっさんが多いって言いますよね?
実際、いろいろ見て回ると、そんなことはなくて女性も多いのですが、みんなで盛り上げて騒ぎ立てられるのは、おじさんが書いた、何かに物申す系だと感じています。
ただ、アメブロにもそういうのはないのか?と言われるとあることはあるのです。
アメブロの総合ランキングで上位100位までを見て回ると、明るい内容の中に暗いものが混じっています。
その多くが、「旦那に浮気をされた」とかの旦那の悪口系とか、闘病記とか、発達障害の子供とのあれこれとかです。
家庭の主婦が「そうよね~あなたも大変よね」と共感を持たれるものです。
こういった人気ブロガーがはてなに来ても人気にはならないと思うのです。
「旦那に浮気をされた」と書かれてもおじさんは「それがどうしたの?」という感じなのでしょう。
こういった経緯から、「この本の内容はアメブロよりもはてなの方がよくないですか?」とPさんは言ってくれたのです。
そうですよね。
知られざる悪徳商法の営業内容を世間にさらけ出す。
世の中を変えたい。
でも、内容は少しダークな感じ。
そういった場合には、「はてなブログをしています」がとても出版社に興味を持ってもらえる武器になることをこの時知りました。
話をまとめると、はてなブログをしていてよかったということでした。
11月2日発売予定です。全国の書店様にてご予約ご購入ができます。
身近な人を守るために知っておきたい催眠商法の現場を元社員が詳細に明かします。
原稿の一部を掲載しますので是非ご覧ください。
今まで知られることのなかった催眠商法の講演内容を書籍化します。
「あやしい催眠商法だましの全手口」
11月2日、僕が書いた本が発売されます。
只今、全国の書店、Amazon、楽天ブックスで予約購入が出来ます。
あやしい催眠商法 だましの全手口 身近な人を守るために知っておくべきこと
- 作者: ロバート・熊,にゃんとまた旅/ねこまき
- 出版社/メーカー: 自由国民社
- 発売日: 2018/11/02
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
さっそく、Amazonや楽天ブックスで予約してくれた方もおられます。
ありがとうございます。
身近な住宅街で悪徳商法が行われています。
無関心でいてもらいたくないのです。
中でどのような営業が行われているのか謎の密室商法です。
集まったお年寄りに次から次に高額な健康食品を売りつけるのですが
たいていの場合、1日で売りつけるのではありません。
宣伝会場には2か月間のスケジュールがあります。
1日ごとに意味があり、次の日につなげる流れがあるのです。
最初から高額商品の説明に入るのではなく
世間話から、健康の話につなげ、商品につながる興味深い話につなげ
少しづつ話を前に進めていく巧妙に組み立てられたストーリーがあります。
この本には、その1日ごとの講演内容が書かれています。
そして、だましのポイントと、だまされないためにはどうすべきか?が示されています。
例えば、2か月間の宣伝スケジュールの中に健康布団の宣伝があります。
これは7日間で行います。
本では、その具体的な手口をこのような構成で紹介しています。
健康布団の販売(7日間)
1日目
講演会におけるだましのポイント
だまされないためのポイント
2日目
講演会におけるだましのポイント
だまされないためのポイント
3日目
講演会におけるだましのポイント
だまされないためのポイント
4日目
講演会におけるだましのポイント
だまされないためのポイント
5日目
講演会におけるだましのポイント
だまされないためのポイント
6日目
講演会におけるだましのポイント
だまされないためのポイント
7日目
講演会におけるだましのポイント
だまされないためのポイント
という構成です。
詳しい内容は著作権の問題があるので購入して読んでもらえればと思います。
1つの高額商品は1日で販売するのではありません。
1つの高額商品の販売は大体7日間かけて行うのです。
7日間かけるのは、客に心理変容をさせるためです。
1日目 興味
2日目 連想
3日目 比較
4日目 期待
5日目 確信
の心理変容です。
最初に催眠商法を始めたとされる会社は新製品普及会という会社とされています。
1965年から営業を開始した会社。今は倒産してありませんが、そこでノウハウを得た元従業員が全国にコピー会社を作り、催眠商法が広まったのです。
50年以上の催眠商法の歴史が、この7日間かけて客の心理変容をさせる手口を洗練化させていきました。
無数の先人たちの知恵の結晶が「興味→連想→比較→期待→確信」という流れを生み出したのです。
ちなみに確信というのは、「よし買おう」と客が決断する心理を指しています。
7日間のうち5日目が売り出し日になるので、5日目で客に確信させなければいけないということです。
7日間ごとの構成で組み立てられた高額商品の販売です。
じっくりと日にちをかけてお年寄りに購買の動機づけを行い、購買意欲を最大化させる手口です。
本には、その手口の全貌が分かりやすくまとめられています。
これを読んでいただけると、日を追うごとにお年寄りがどんどん信じ込まされていくさまが伝わってくるでしょう。
催眠商法、50年の歴史の中で磨き抜かれた7日構成の騙しのストーリーです。
1日では騙されない人も7日あれば騙されます。
7日では騙されない人も1か月あれば騙されます。
そこで働く従業員は「素晴らしい仕事」だと信じ込み、プライドをもってやっています。
社会的に孤立しがちなお年寄りは「寂しいから」通って、お礼代として高額商品を購入します。