ありがとう熊さん

食品スーパーのおやじが、生き方について辛いことも楽しいことも含めて、心を込めて書かせてもらいました。

今まで知られることのなかった催眠商法の講演内容を書籍化します。

「あやしい催眠商法だましの全手口」

 

11月2日、僕が書いた本が発売されます。

 

只今、全国の書店、Amazon楽天ブックスで予約購入が出来ます。

 

 

あやしい催眠商法 だましの全手口  身近な人を守るために知っておくべきこと

あやしい催眠商法 だましの全手口 身近な人を守るために知っておくべきこと

 

  

さっそく、Amazon楽天ブックスで予約してくれた方もおられます。

 

ありがとうございます。

 

 

 

身近な住宅街で悪徳商法が行われています。

 

f:id:robakuma:20181027090025j:plain

 

無関心でいてもらいたくないのです。

 

中でどのような営業が行われているのか謎の密室商法です。

 

集まったお年寄りに次から次に高額な健康食品を売りつけるのですが

 

たいていの場合、1日で売りつけるのではありません。

 

宣伝会場には2か月間のスケジュールがあります。

 

1日ごとに意味があり、次の日につなげる流れがあるのです。

 

最初から高額商品の説明に入るのではなく

 

世間話から、健康の話につなげ、商品につながる興味深い話につなげ

 

少しづつ話を前に進めていく巧妙に組み立てられたストーリーがあります。

 

f:id:robakuma:20181027090056j:plain

 

この本には、その1日ごとの講演内容が書かれています。

 

そして、だましのポイントと、だまされないためにはどうすべきか?が示されています。

 

例えば、2か月間の宣伝スケジュールの中に健康布団の宣伝があります。

 

 

これは7日間で行います。

 

本では、その具体的な手口をこのような構成で紹介しています。

 

健康布団の販売(7日間)

 

1日目

講演会におけるだましのポイント

だまされないためのポイント

 

2日目

講演会におけるだましのポイント

だまされないためのポイント

 

3日目

講演会におけるだましのポイント

だまされないためのポイント

 

4日目

講演会におけるだましのポイント

だまされないためのポイント

 

5日目

講演会におけるだましのポイント

だまされないためのポイント

 

6日目

講演会におけるだましのポイント

だまされないためのポイント

 

7日目

講演会におけるだましのポイント

だまされないためのポイント

 

 

という構成です。

 

f:id:robakuma:20181027090553p:plain

 

詳しい内容は著作権の問題があるので購入して読んでもらえればと思います。

 

1つの高額商品は1日で販売するのではありません。

 

1つの高額商品の販売は大体7日間かけて行うのです。

 

7日間かけるのは、客に心理変容をさせるためです。

 

1日目 興味

2日目 連想

3日目 比較

4日目 期待

5日目 確信

の心理変容です。

 

最初に催眠商法を始めたとされる会社は新製品普及会という会社とされています。

 

1965年から営業を開始した会社。今は倒産してありませんが、そこでノウハウを得た元従業員が全国にコピー会社を作り、催眠商法が広まったのです。

 

f:id:robakuma:20181027090437j:plain

 

50年以上の催眠商法の歴史が、この7日間かけて客の心理変容をさせる手口を洗練化させていきました。

 

無数の先人たちの知恵の結晶が「興味→連想→比較→期待→確信」という流れを生み出したのです。

 

ちなみに確信というのは、「よし買おう」と客が決断する心理を指しています。

 

7日間のうち5日目が売り出し日になるので、5日目で客に確信させなければいけないということです。

 

7日間ごとの構成で組み立てられた高額商品の販売です。

 

じっくりと日にちをかけてお年寄りに購買の動機づけを行い、購買意欲を最大化させる手口です。

 

本には、その手口の全貌が分かりやすくまとめられています。

 

f:id:robakuma:20181027090509j:plain

 

これを読んでいただけると、日を追うごとにお年寄りがどんどん信じ込まされていくさまが伝わってくるでしょう。

 

催眠商法、50年の歴史の中で磨き抜かれた7日構成の騙しのストーリーです。

 

1日では騙されない人も7日あれば騙されます。

 

7日では騙されない人も1か月あれば騙されます。

 

そこで働く従業員は「素晴らしい仕事」だと信じ込み、プライドをもってやっています。

 

社会的に孤立しがちなお年寄りは「寂しいから」通って、お礼代として高額商品を購入します。

 

f:id:robakuma:20181027085325j:plain

 
 
ここは、すごく大事なポイントです。
 

催眠商法の宣伝会場はお年寄りの貴重な娯楽の場と化しています。

 
その現場が臨場感たっぷりに分かりやすいのは、ねこまきさんが描いてくれたマンガ。
 
下の画像をクリックすると見ることができます。
 
無料で読めるのでぜひ読んでみてください。
 
仕事を引退し、家にいててもつまんないお年寄り。
 
ほんと寂しいのです。
 

f:id:robakuma:20181027090742j:plain

 
子供も独立してめったに家に帰ってこなかったり。
 
あそこに行けば優しいお兄さんが接客をしてくれる。
 
でも、そこは催眠商法
 
次々に高額商品を買ってしまい
 
家族が注意をしても
 
「あの人たちはいい人だから」と擁護をしてしまう。
 

消費生活センターへの相談件数は他の悪徳商法に比べて極端に低い。

 
年間、たったの2000件程度です。
 
ちなみに、僕がいた会社は年間1件あるかないか程度しか訴えられたことはありませんでした。
 
しかも訴えるのはお年寄りではなく、「判断不十分契約」だと家族が言うケースが多いのです。
 

お年寄りは被害を訴えないのです。

 
これについては、国民生活センターの資料が分かりやすいです。
 
国民生活センターの報告書←パソコンからはこちらをクリック
 
国民生活センターのページスマホなどで、上の資料がうまく表示されない時はここで報告書の簡易的なものが見れます。
 
 
ぜひ、この国民生活センターの資料を読んでください。
 
ここには、様々な相談者のケースが載っています。
 
  1. 無料の商品を目当てに通っていたら 2 カ月で 500 万円以上契約していた話
  2. 4 年間にわたり、500 万円以上のサプリメントを購入した話
  3. 物忘れが激しい母を業者が車で迎えに来て、次々販売していた話
 

ここまでのケースにならなければ被害を訴えない現状。

 
他の悪徳商法と比べ、お年寄りがほとんど被害を訴えない現状。
 
被害が訴えられないから世間は無関心になります。
 
そして、世間の無関心をいいことに、巧みな話術と過剰な演出でふざけた価格の健康食品を売りつける業者。
 

f:id:robakuma:20181027090811j:plain

 
次から次に購入させれれて老後破産に追い込まれるお年寄りも多いのです。
 
それでも、「購入したのは自分の責任であの子たちは悪くはない」と言うのです。
 

このような商法は世の中にはあってはいけないのです。

 
お年寄りを会場に閉じ込め、外からは何をしているのか分からない商法です。
 
そのだましの全手口を本で公開します。
 
若い現役世代の方に読んで頂き、この危険性を世の中に広めていただきたいのです。
 
よろしくお願いいたします。