これで見て見ぬふりは卒業です。部下の、たった1分の遅刻にも自信をもって注意する方法
たかが1分遅れたぐらいで注意してもいいのか悩みますよね
あなたはこんな悩みを持ったことがありますか?
部下、後輩がほんの少しの時間遅刻をしてきて
「う~~ん、この程度のことで注意をしてもいいのかな?」
「細かいことを言う上司(先輩)だなって思われないかな?」
と注意するのをためらったこと。
その気持ち、とっても分かります。
でも、たかが3分だから・2分だから・1分だから、注意する必要性があるんですよ。
その理由をしっかり理解するだけで、あなたは自信をもって、たかが1分の遅刻にも注意をすることが出来るようになるんです。
私が今回このような記事を書こうと思った訳はね
私自身がとっても人に注意・指導をするのが苦手で苦しんだ経験があるからなんです。
その経験というとね・・・
アルバイトのA君の話
私の勤め先のアルバイトのA君はとても頑張り屋さんです。休日も出て来たり、遅い時間までサービス残業をしたりしています。
もちろん会社としては、ただ働きは問題なので注意をしますが、自分の任せられた仕事はきちんとこなしたいという気持ちでいているようで、なかなか止めさせることは出来ないんです。
たかが1分でも遅刻は遅刻
なので、正直いって彼が1分ぐらい遅刻してもそれ以上に頑張ってくれたら、店としてはなんのダメージもありません。
さらにA君はとてもプライドが高く、注意されるのを嫌います。その性格を知っているからすごくためらうんですよね。
しかし、このままじゃだめだと思ってね、1分でも遅刻は遅刻だと注意したんです。
注意されたら「分かってます」と逆ギレするA君
するとどうなったか?それはね・・・
「最近、遅刻が多いけど、5分ほど早く来るつもりで余裕をもったらいいんじゃないの?」と言う私の言葉にA君は「分かってますから」と逆ギレし、事務所を出て行きました。
子供の様な行動をするA君
その後、彼はアルバイトの月間シフト表から自分の名前を斜線をひいて消しました。
恐らく「こんなに頑張っているのに、たかが1分の遅刻で注意しやがって(怒)そっちがそうくるなら辞めてやる」と思ったのでしょう。
しかし、しばらくするとまた斜線の上から自分の名前を書いていました。考え直したんでしょう。こういう突発的な怒りでの行動を見るとね、なんだか辛くなりました。
この出来事は以前、私のもう一つのブログで記事にしたことです。
そのブログの記事にはたくさんのコメントを頂くことが出来ました。
正直言って、たかが1分の遅刻です。「それぐらいは?」という声があるのかと思いましたが、ほとんどの方から「それは注意すべきだ」というコメントを頂きました。さらに・・・
1分程度の遅刻は注意されない場合が多いことも知りました。
沢山のコメントの中で、「私も1分、2分の遅刻が多かったけれど上司には、注意されませんでした」という声も多かったです。
恐らく、上司も「これぐらいで叱っても仕方がない」と黙って見て見ぬふりをするのでしょう。
しかし1分だからこそ厳しく注意すべきの声がありました。
その理由は
30分の遅刻は何かのトラブルが原因である場合が多いが、1分の遅刻は気の緩みからくるのものです。これを見逃すと、他の従業員たちの気も緩みます。だから厳しく注意すべきと言うことです。
これには、なるほど~って思いましたね。
それまでは、たかが1分の遅刻にいちいち注意をするのはどうなんだろう?とためらっていたのですが、やはりその職場への悪影響を考えると注意すべきだという考えが大きくなった瞬間でした。
あ~~、そうなんだ。たしかに30分の遅刻にはなにかしらの理由があるよな。1分の遅刻は単純に気が緩んでいることが多いよなって思ったんです。
そして私が思ったのは、これを知っているのと知っていないのとでは、同じ注意をするにしても気持ちを強く持てるかどうかが変わってくるということです。
実際に、注意する時は、これらの理由を言わなくても普通に、「たかが1分の遅刻でもしないように気を付けようね」でいいと思うんです。
ただ、注意しにくいっていう感情の奥にはこんな気持ちがあると思うんです。
それは・・・
相手が自分に対して、「細かいことをいう人だな」と不満げな表情や態度をとるのではないかと言う恐れです。
相手によってはその不満を直接口に出すかもしれません。
そんな時は、自信をもって言えばいいと思うんです。
「30分の遅刻は何かしらの理由があるけれど、1分の遅刻は気のゆるみからだよ。だから、注意すべき問題なんだ」と。
最後に
こういう記事を書いたのはね、実は私って、とっても人に注意するのが苦手なタイプなんです。
そして、こういうことって私と同じような悩みを持っている人が結構多いと思うんですよ。
なので、こういう風に自分の中に正当な理由を持つことを意識するのは大事じゃないのかな?と思った訳です。
まぁ、苦手なものを克服するのは大変だと思いますが、誰かのお役に立てればと思っています。