今まで知られることのなかった催眠商法の講演内容を書籍化します。
「あやしい催眠商法だましの全手口」
11月2日、僕が書いた本が発売されます。
只今、全国の書店、Amazon、楽天ブックスで予約購入が出来ます。
あやしい催眠商法 だましの全手口 身近な人を守るために知っておくべきこと
- 作者: ロバート・熊,にゃんとまた旅/ねこまき
- 出版社/メーカー: 自由国民社
- 発売日: 2018/11/02
- メディア: 単行本
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さっそく、Amazonや楽天ブックスで予約してくれた方もおられます。
ありがとうございます。
身近な住宅街で悪徳商法が行われています。
無関心でいてもらいたくないのです。
中でどのような営業が行われているのか謎の密室商法です。
集まったお年寄りに次から次に高額な健康食品を売りつけるのですが
たいていの場合、1日で売りつけるのではありません。
宣伝会場には2か月間のスケジュールがあります。
1日ごとに意味があり、次の日につなげる流れがあるのです。
最初から高額商品の説明に入るのではなく
世間話から、健康の話につなげ、商品につながる興味深い話につなげ
少しづつ話を前に進めていく巧妙に組み立てられたストーリーがあります。
この本には、その1日ごとの講演内容が書かれています。
そして、だましのポイントと、だまされないためにはどうすべきか?が示されています。
例えば、2か月間の宣伝スケジュールの中に健康布団の宣伝があります。
これは7日間で行います。
本では、その具体的な手口をこのような構成で紹介しています。
健康布団の販売(7日間)
1日目
講演会におけるだましのポイント
だまされないためのポイント
2日目
講演会におけるだましのポイント
だまされないためのポイント
3日目
講演会におけるだましのポイント
だまされないためのポイント
4日目
講演会におけるだましのポイント
だまされないためのポイント
5日目
講演会におけるだましのポイント
だまされないためのポイント
6日目
講演会におけるだましのポイント
だまされないためのポイント
7日目
講演会におけるだましのポイント
だまされないためのポイント
という構成です。
詳しい内容は著作権の問題があるので購入して読んでもらえればと思います。
1つの高額商品は1日で販売するのではありません。
1つの高額商品の販売は大体7日間かけて行うのです。
7日間かけるのは、客に心理変容をさせるためです。
1日目 興味
2日目 連想
3日目 比較
4日目 期待
5日目 確信
の心理変容です。
最初に催眠商法を始めたとされる会社は新製品普及会という会社とされています。
1965年から営業を開始した会社。今は倒産してありませんが、そこでノウハウを得た元従業員が全国にコピー会社を作り、催眠商法が広まったのです。
50年以上の催眠商法の歴史が、この7日間かけて客の心理変容をさせる手口を洗練化させていきました。
無数の先人たちの知恵の結晶が「興味→連想→比較→期待→確信」という流れを生み出したのです。
ちなみに確信というのは、「よし買おう」と客が決断する心理を指しています。
7日間のうち5日目が売り出し日になるので、5日目で客に確信させなければいけないということです。
7日間ごとの構成で組み立てられた高額商品の販売です。
じっくりと日にちをかけてお年寄りに購買の動機づけを行い、購買意欲を最大化させる手口です。
本には、その手口の全貌が分かりやすくまとめられています。
これを読んでいただけると、日を追うごとにお年寄りがどんどん信じ込まされていくさまが伝わってくるでしょう。
催眠商法、50年の歴史の中で磨き抜かれた7日構成の騙しのストーリーです。
1日では騙されない人も7日あれば騙されます。
7日では騙されない人も1か月あれば騙されます。
そこで働く従業員は「素晴らしい仕事」だと信じ込み、プライドをもってやっています。
社会的に孤立しがちなお年寄りは「寂しいから」通って、お礼代として高額商品を購入します。