「お金は使っても減らない説」はお金に不安を感じている人たちを集客するためのもの
今、一部のコミュニティーの内で
お金は使っても減らない説が流行っている。
水は使っても減らない。
空気は吸っても減らない。
なのになぜ、お金は使ったら減ると思うのか?
それは減ると思い込んでいるからだ。
お金は水と同じで循環しているものだから減らないものだ。
世の中の多くの人はお金は使ったら減るものだと思っている。
しかし、なぜ「お金は使っても減らない説」を先生と呼ばれる人は出してくるのだろう?
僕には、当たり前なことを言っても誰も振り向いてくれないから、わざと常識とは別の説を出して目立とうとしているようにしか見えない。
なぜ目立とうとするのか?それは自身の集客のためだ。
目立てば、自分のセミナーに客を多く呼ぶことが出来る。
しかも、厄介なことに、そういった先生は多くの信者たちに支持されている。
セミナーは大盛況。お金持ちになっている。
実際にお金持ちになっているから、その説に説得力をもたらし、多くの信者たちに「勉強になりました」「目が覚めました」などと感謝をされている。
「お金は使ったら減ると思い込んでいるから減るのであって、それは自分自身が勝手に心の中で決めていることだ」と言われると信者はそれを信じる。
「お金は使ったら減る」というのはとても悲しいことに感じるが
「お金は使っても減らない」はポジティブな気持ちにさせられるのだろう。
そうして安心感を得た人が感謝の言葉を発信する。
お金は無くなると以前は思っていて必死で働いてきたけれど、その考えをやめた途端に以前のようにお金に困らなくなりました。
やっぱり、先生の言っていることは正しいと、やっと分かってきました。
「お金はなくなるもの」と思っている人のお金はなくなるものなんですね。
これらの信者たちの感謝の言葉がさらに「お金は使ってもなくならない説」を強固なものにしている。
確かに、使う金額よりも入ってくる金額が多ければなくならないだろうが、それは日本人全員に当てはまることなのだろうか?
そういった違和感を感じている時にこのような記事を昨日に見つけた。
この話に出てくる30歳の長男は
お金はあるものだと決めつけているように感じる。
そんな彼が、このような「お金は使ってもなくならない説」を信じるとどうなるのか?
しかも、先生は、その人の状況に合わせた細かい発信ではなく
「お金は使っても減らない」と言い切っている。
全ての人に当てはまる教えだという前提で発信している。
「お金は使っても減らない」と金持ちに言われると庶民はそれをありがたがる。
そして、感謝の言葉を述べるのは、完全にお金が無くなった人ではない。
何とかなっている人だ。
何とも行かなくなった人は批判の言葉すら発信できない。
ネット代も払えないからだ。
そこまで使い込んだ人の声が聞こえて来ない。
不安をぬぐいさる言葉は耳障りが良く、先生にとっては信者を獲得するのに便利な代物だろう。
そういったビジネスが透けて見える。
姑息な真似をしやがってと思ってしまう。