ありがとう熊さん

食品スーパーのおやじが、生き方について辛いことも楽しいことも含めて、心を込めて書かせてもらいました。

はてなブロガーの僕が2冊目の出版を実現できたわけとは?

4月30日発売予定で

2冊目の書籍を出版することになりました

仮のタイトルは「ぼく、催眠商法の会社に入っちゃった」です。

前作の「あやしい催眠商法だましの全手口」は悪徳催眠商法での講演会の内容を暴露することで世間に注意喚起をするのが目的なのに対して

今作は、そこで勤めるスタッフの心について書かれたものです。

催眠商法には大勢の前で講演をする講師と、個別に客を説得するアシスタントがいます。

前作は講師の手口で今作はアシスタントの手口で、前作とは内容が大きく違うのです。

 

催眠商法そのものについて知りたい方は前作を読んでもらえると最も分かりやすいと思います。

では、なぜ今作を執筆しているかと言うと、催眠商法に騙されるお年寄りの多くは家族の心配の声よりもそこで働く優しいお兄さんの言うことを信じるのです。

 

そこで、そのお兄さんが何を考えているのかを知ってもらい、一人でも被害にあわれる方が少なくなればという思いです書きました。

ちなみに、このような流れで書き進めています。

仮の目次案です。

 

プロローグ
朝日新聞の記者が笑い転げた僕の話。

第一章 行き場を無くした僕の終着点

ブス女に金をむしり取られる毎日
結婚したいなら1千万円の詐欺 
喰われる羊から喰うオウカミへ
たった1発で1千万円
先輩たちにハイエナされまくる
ヘタレが社長に殴られる
元やくざの爺さんにキレられる
逃げる客の自転車にしがみつく
「嘘をつくな」と嘘つきに指導される
ぼく、ついに勧めずにして売りつける

第二章 おばあちゃんだって女だもん

 おばあちゃんの耳に甘い息をふきかける
 小池百合子似の信子との思い出
 金持ち爺さんに体を差し出すおばあちゃん
 たかの友梨似の妙子との思い出
 スナックのママ風の文子のおねだり
 ぶ男、枕営業を断られる
 ああ、若い男のエキスが入ってきたみたい
 おばあちゃんの背中を触るエロじじい

第三章 愉快すぎるズルい仲間

婚約を解消されて泣きじゃくる
 店長の女を横取りしてみる
 店長、800万円の貯金を一人の女に
チラシまきに行ってきますとマクドに直行
 会社の金を持ち逃げ道路上で土下座する
 あやしすぎる自称元東京大学助教
買わない爺さんをみんなでいじめてやる
死にかけの億万長者に金を借りる
お調子者の自称元製薬会社の部長
ぼく、お母さんを癌で亡くしているの

第四章 社長、みんなを本気にさせる
 阪神ファンの店で巨人を応援する修行
 ぼく、車中で洗脳される
おい、今から女を呼べ
 最もえげつなく売れる商品とは?
 神と呼ばれ恐れられた男
 お前ら全員いまからクビ
 社長の前科を側近が暴露
 ヤクザの用心棒代
 社長、ついに副社長まで騙す
 
第五章 客より先に仲間を騙す
 
買いそうもない客はライバルの前に座らせる 
客の耳元で仲間の悪口を言う
ライバルに注文したら損だと思わせる
「彼は忙しいから」と自分に注文させる
買う気になっている仲間の客の邪魔をする
嘘の見込み客を教えてライバルをつぶす
店長の見込み客を遠隔操作して叱られる
 仲間に勧めさせて注文はぼくが取る
 後輩に仕事を教えるふりして失敗させる
他の子に注文したがる客にしがみつく

第六章 表の会社ではとても使えないノウハウ
 
「買わないならお土産を返せ」と脅迫
子供の写真は営業アイテム
血管の状態をお調べしま~す
心配しているふりをして強迫する
ぼく、後輩に負けているの、助けて
じいさんの位牌前で、ばあさんに布団を売る
生活保護のおばあさんに売りつけポイ捨て
家族には言わない方がいいよ
「悪いようにしないよ」と悪いようにする
 布団の足入れタイムで執拗に勧める
小柄なおばあさんを男二人で挟み撃ち

第七章 修羅場のあれこれ

ばあさん買いすぎ、じいさん真っ青
「私そんなこといってへんわ」事件
おばあちゃんの息子が怒鳴りこんできた
サクラに間違われたおばあちゃん
「もう買えないの、ごねんね」と泣かれる
未払いの客の家に行くとヤクザに間違われた
ローン審査落ちのおばあちゃんの家族を説得
ぼくのハイエナぶりに後輩ぶち切れ

第八章 買わない客との熱き戦い 
 
買わない客に胃が痛い
「次は買うよ」といつまでも買わない
出禁のばあさんが変装してきた
 厄介な買わないじいさんグループ
 もらい屋を退治しすぎて客が減る
 他の客を悪者にして正義面する
 あの人がお母ちゃんのこと悪く言ってるよ
 あの人が買ったら私も買うわ
 あたし300万も買ったのに(泣)

第九章 ぼく、ついに足を洗う
  足を洗う前のケジメなさいあなた
  罪悪感よりも楽しい思い出ばかり
  会社は3つに空中分解(笑)   
ぼったくりバーに来なよ、毎日ヤレるぞ

取材を受けるたびに生まれる疑問点

以上です。

 

ちなみにこの目次案は去年のもので、若干マイルドな感じですが、今の最新版は少しえげつない感じになっています。

でも、リアルな現場を世間の人に知ってもらいたいのです。

ここまで自分のしてきたことを見つめなおし、それを丸ごとさらけ出すのはためらいがありました。

でも、ここまでしなければ彼らの本当を理解してもらえないと思うのです。

彼らは世間の無関心をいいことに、身近な住宅街で白昼堂々と悪徳商法をしています。

この本で、多くの人が関心を持つことで、彼らに対する世間の監視の目が強まり、騙される人が少なくなればと思います。

 

 

ぼく、催眠商法の会社に入っちゃった! (仮)

ぼく、催眠商法の会社に入っちゃった! (仮)

  • 作者:ロバート・熊
  • 発売日: 2020/04/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)